こんにちは吉統です。

ふとした時に秋の気配が感じられるようになってきた今日このごろですが、油断すればすぐそこにまだ残暑が。いちばん体調を崩しやすい季節の変わり目ですが、いかがお過ごしでしょうか？

今日は夏季うつについてのお話です。

夏季うつとは夏の時期に訪れる食欲低下や身体の不調です。
夏バテと混同しやすい部分も多くありますが、特徴として、気分の落ち込みや不安感に襲われるといった精神的症状を伴うことが多いと言われているものです。気が立って簡単なこともうまくいかない、ふだん難なくやっていることも面倒に感じる、好きなことにも興味がわかない。

そういう感覚があったときは身体が不調のサインを出しているといえるでしょう。

そんなうつ症状に大きく関わっているのがセロトニンです。

幸せホルモン「セロトニン」

セロトニンとは脳内にある神経伝達物質のひとつで、視床下部や大脳基底核・延髄の縫線核などに高濃度に分布。恐怖心に影響する神経伝達物質・ノルアドレナリンや快楽に関連する神経伝達物質・ドーパミンを制御し、精神状態を安定させる働きがあります。

幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが不足して上記の物質が制御できなくなると、精神状態が不安定になり、不安を抱き、うつやパニックを引き起こしたり攻撃的になってしまうこともあります。

セロトニンをつくるには

精神を安定させてくれる優秀な物質・セロトニン。どうすれば体内でつくり出すことができるでしょうか？

まず注目したいのは食べ物です。
暑さのせいでついつい冷たい麺類やゼリーなどで食事を済ましてしまう機会が増えがちなこの季節ですが、栄養の偏りはセロトニンの大敵。

セロトニンの合成には必須アミノ酸であるトリプトファンというタンパク質が必要です。トリプトファンが摂取できる食材は、大豆、乳製品、肉、魚など。

いつものそうめんに冷奴を添えてみる、サバ缶をプラスしてみるなどでクリアできるかもしれません。
また、ビタミンB6（カツオ、バナナなど）、マグネシウム（ひじき、炒りごまなど）、亜鉛（きな粉、切り干し大根）なども摂取できるとより良いでしょう。

これらの食材を一気にたくさん食べるのではなく、継続的に少しずつプラスする。

デザートをアイスクリームじゃなくてバナナにする（よく熟したバナナを冷凍庫で凍らせれば、もはやアイスと言っても過言ではないおいしさです笑）や、お惣菜の切り干し大根をスーパーで買ってくるのもいいでしょう。ポイントは、無理なくできる範囲で取り入れていくことです。

セロトニンの分泌を増やそう

そうして合成されたセロトニンを効率よく分泌していくために必要なのは日光です。

しかし真夏日の炎天下のなか外に出ていくのはつらいもの。エアコンの効いた部屋でゴロゴロしていたい、そう思うのも無理はないです。実際そうなってしまうことが多くて、日照時間が長いはずの夏の時期に発症してしまうのが夏季うつですから。

そんなときは暑さのピークを避けて、あさいちに外に出てみましょう。そもそもセロトニンは無限に増える物質ではなく、1日あたり15分から30分程度の日光に起床直後にあたることが良いとされています。午前10時より前であれば紫外線も比較的弱いのでお肌にも影響が少ないと言えるでしょう。

いつもより少しだけ早起きをして散歩に出てもいいですし、ベランダで日光浴しながらゆっくり目を覚ますのも効果的です。
日の光を浴びているうちにセロトニンがどんどん分泌されてすっきり目覚められるはずです。

夏季うつとセロトニンについてのお話でした。
なにか取り入れられそうなものはあったでしょうか？

また、手のひらを日光にかざすことで効率よくビタミンDを生成することもできます。ビタミンDもうつ症状の緩和に有効かもしれないと言われています。

夏に限らずセロトニンが不足するとうつやパニックを引き起こしやすくなります。

できることから無理なく取り入れて、健やかな毎日を送りましょう。

吉統

---

---

今すぐ無料相談料最大20分を使って相談してみる！
【優秀なカウンセラーのみ厳選】

---

公式LINEを友達登録して
【お試しメッセージ相談】をする！

---

どんな相談室なの？

---