皆様こんにちは！　今回からシリーズとして「占い」についてお話してみようと思います。
皆さんは、占い、好きですか？どうですか？　もしくは信じますか？信じませんか？

巷に転がる占いをどこまで信じるのか？　または、個人的に占ってもらったことを、どの程度信じるのか？　
人によってそれぞれ温度差があるようです。

私と占いの付き合い方を先に述べておきますと、それらは全て「エンターテイメント」の一つだと考えています。
つまり盲信するものではなく、愉しむもの。
そんな距離感でいます。

〜大きく分けて3つのタイプが存在する〜

さて、長らく相談員をしていますと、相談者の方の中に「占い師」にも相談してみたとおっしゃる方がある程度いらっしゃいます。
そこで、私が「どうでしたか？」と伺いますと、その相談に満足している方もいれば、納得していない方もいらっしゃいました。

でも、私にとってこれらは想定内の回答でした。
なぜならば世の中は、ざっくり分けると

①何もかも誰かに導いて欲しいタイプ
②何もかも自分のことは自分で決めたいタイプ
③両者の感覚を適時、使い分けるタイプ

に別れるからです。
もちろん3者の間にも、いくつもグラデーションがありますが、結局誰しもがどこかのポジションに位置して生活しています。

また、相談室にご相談される方の多くが、①②周辺に属する方々であり、
③のような両者の感覚を適時バランスよく使い分けている方が、相談されることはあまりありません。
つまり、極端な生き方はかえって自分自身を苦しめてしまう傾向にあり、中庸が最も大事と言うことがよくわかります。

〜自分の人生を誰かに導いて欲しいタイプの傾向〜

さて、ここからは占いに頼りがちな①のタイプが、どのような傾向なのかについて記述していこうと思います。

 1. 不安や迷いからの逃避

人間誰しも、不安なことや不確実なものに直面した時に、精神的に不安定になりますが、
①の方々は、より一層不安定になりがちです。
この不安定な状況は自身を守る「防衛本能」ですので、人間としてなんら問題はない感情なのですが、
彼らの取る手段が非常に特徴的で、「誰かに頼りたい」「導いて欲しい」という気持ちが心の大部分をしめるという点が挙げられます。

このような時に、占いは「特効薬」のように「速やかに」「安全な場所へ」「自動的に」自分を導いてくれる存在のように見え、
飛びついてしまう傾向にあります。

2. 自己肯定感の低さに実は根拠はない

またこういった方々は、自己肯定感の低さも特徴的であり、「自分の意思決定に自信が持てない」といった感覚を持ち合わせています。そのため「他者の意見や外部の助言に頼りたくなる」傾向があります。
占いは、自分の行動を指示してくれたり、制限をかけたりします。
（ここではあえて指示・制限と表現します）

このような指示・制限が、良質で適切なアドバイスであると錯覚し、やがて盲信に繋がってしまいます。
全ての理由は、自己肯定感の低さが起因しているのですが、そもそも自己肯定感を低く見積もる理由になんら根拠はなく、
そのほとんどが、本人の考え方の癖から来るものにすぎません。
（知らず知らずのうちに、自分は何もできない存在と思いたがっていると言うこと）

3. 依存になりがち。

彼らが最も大事にしているのは、「自分自身の感情」です。何事に対してもその時、自分がどう思うのか？をとても大事にします。
この感覚は、全ての出来事に対しても照らされ、自分とは全く関係ないことに対しても、
自分ごとのように感情移入する傾向にあります。

一例：・外国でテロがあった→日本でも起こるかも。悲しいし不安だ。
・投資で失敗した人の話をNewsで聞いた。
→自分は投資はしていないけど、貯金は大丈夫か？不安だ。など・・・

この時の彼らの感情は、困難を解決するための論理的な思考には残念ながら至らず「悲しい」「辛い」「不安」といった
私情だけを募らせます。

このような状況下でも占いは、淡々と明快に彼らに指示・制限を与えてくれるのですが、
自らの力で考える意欲や、時間を奪っている一面もあります。
最悪の場合、最も大事にしていた「自分自身の感情」も奪い取られてしまいかねません。
こうやって占い依存になってしまうのです。

さて、今回はここまでとさせていただきます。
皆様いかがでしたでしょうか？

ドキッとしたこと、思い当たること、いや私は真逆だ。。。といったご意見があろうかと思います。
占いを真っ向から否定するつもりは毛頭ありません。
付き合い方次第ですよ。と言うことですね！

次回は、占いの落とし穴について書いてみようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　美花

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