男の子には青色の傘、女の子には赤色の傘。
思い返してみれば子どものころから、男らしさや女らしさという教育は日常の色々なところに潜んでいたように思います。
大きくなった男の子は会社に入ったら出世を目指して懸命に働き、女の子は家庭に入って家事と育児をがんばります。そしてお爺さんは山へ芝刈りに、お婆さんは川へ洗濯に行くわけです。
こういった「らしさ」が生み出すイメージを通して他者を見ることで都合のいいことというのはおそらくあって、
何事もたとえば「男の人だから強い」「女の人だから優しい」という調子で単純に仕分けていくことができれば、
ひとりひとり個人の中身を見る手間がはぶけるので管理がしやすい。
という点はそのひとつとしてあげられるのではないかと思います。
しかしそのせいで違和感に悩まされてきた人も少なくはないでしょう。
内気で繊細な男性だっていますし、活発で格闘技が好きな女性だっています。
ボケもツッコミも苦手な大阪出身者もいるし、ドリブルができないブラジル人だってきっといます。
そういった「らしさ」のイメージと違う人に出会ったときに管理者が抱く失望。
それが怖くて「らしさ」の期待に応えるために、らしくない自分を演じて苦しんでる人はいませんか?
そういう無理はもうやめたいと思ってもそう簡単にはいかないですよね。それは今の社会環境が概ね「らしさ」の考え方ありきで発展してきているからではないかと思います。
女性の社会進出がはじまったのが1945年と言われていて今から約80年前になりますが、
未だに社会で活躍する女性の肩書には女性監督や女流棋士などと女性であることが珍しいというような表現が使われているのを目にすることが少なくなく、それはやはり社会で活躍することは女性「らしく」ないことだと無意識レベルで思う人が一定数いるからなのだろうと思います。
しかしここ数年、バリバリ働いて会社に忠誠を誓うことが美徳とされてきたサラリーマン社会にある変化が起きているようで、出世したくない会社員と呼ばれる人たちが激増しているというニュースを見かけるようになりました。
管理職に就くぐらいなら競合他社に転職するという考え方の人もいるようで、徹底的な出世拒否。
なぜそういう人が増えたかと言えば理由は色々あるものの、
「会社に縛られたくない」や「自分の専門技術を磨きたい」と考える人が多いとのこと。
要するに会社のためではなく自分のために生きていきたいという風に考える人が増えてきているということではないでしょうか。
こういった風潮を受けて会社側がどのような変化をしていくかで今後の展開が変わってくるとは思いますが、
少なくとも今まで続いてきた男性社会と呼ばれるシステムの根幹をなしていた、働くことにおいての男「らしさ」というものは変わらざるを得ない状況なのだと思います。
ありのままで、と繰り返す歌が大流行してから今年で10年。「らしさ」に縛られることなくありのままの私たちでいられる社会がいつか実現したら、それは素敵なことですね
吉統
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プロフィール yosimune
様々なカウンセラーに相談したけど良い回答が得られない時に。非常に頭のキレる先生で物事を見る角度、視点などが飛びぬけて優秀で、生きづらさ、働くことの意味、自身の心の不安定、人が生きる上で課題になる要素を深く斬新な形で捉えることができている。
対して、とても落ち着いた性格で、誰もが安心してしまう穏やかな話し方が、うまく言葉に出来ないことも優しくリードしてくれて、なぜだかすらすらと本音を話せてしまう安心感をくれる。
何でも話せる雰囲気に隠された印象は、自身も人生の苦難・悲しみを乗り越えてきたから。元来の頭の良さと持ち合わせた優しい性格であなたの気持ちを、望んだ形で受け止めてくれます。
恋愛では、一歩先をいった斬新なアドバイスが得意で、あなたの気づかなかった相手の真の気持ちに気づかせてくれるでしょう。
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