今回のブログは先日のスタンドFMでもご紹介いたしました
9つのエニアグラムのなかのタイプ1 タイプ8 タイプ9について書いていこうと思います。
スタンドFMで少し解説が足りないなと思った点を、こちらでさらに補強しておりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
初めてこのブログから読まれる方もいらっしゃると思いますので、改めてお伺いいたしますが。。。。
皆さん、エニアグラムってご存知でしょうか?
エニアグラムとは人間が生まれながらに持つ「気質:つまり個性」によって、9つのタイプに分類したものを言います。
その人それぞれの、世界観や物事の見方、考え方、捉え方などにその人特有の
【気質:個性】が出てきます。
私は、コーチングを勉強するにあたり、心理学を専修してまいりました。
そこで学んだのが このエニアグラムです。
現在、相談される皆様の悩みに対して、このエニアグラムを照らし合わせながら、お話を伺ったり、アドバイスをしたり、解決方法を具体的にご紹介しています。
なぜ、相談の際にエニアグラムを用いるのかと申しますと
「自分の中の当たり前」になかなか気付きにくくなっている方が多いからです。
「自分の中の当たり前」が強固な人ほど、いくら相談を重ねても改善には向かいません。
アドバイスが刺さらないので、一層拗らせていきます。
例えば、これから例に挙げるタイプ8(私のタイプ)の当たり前とは
「すぐに行動にうつせる」という当たり前の行動パターンを持ち合わせています。
すぐに行動に移せるということは、場合によっては、非常にポジティブに受け止められるものですが、一方こういう人が上司になると、部下に対しても、すぐに行動することを求めがちです。
でも、部下と良好な関係を持ちたいので、どうしたらいいでしょうと相談されれば
「少し辛抱して、部下の方のタイミングを待ってみたらどうでしょうか?」
とアドバイスを私はするでしょう。
けれども、ご自分がタイプ8だと認識していない人にとってこのアドバイスは、一切刺さりません。
なぜならば、この方にとっての当たり前とは
「誰でも自分と同じように、すぐに行動に移せるもの」としか世界が見えていないので、そんな悠長なアドバイスは望んでいないからです。
つまりこれこそが「自分の中の当たり前」に縛られている状態であり、
多様なアドバイスを受け入れ難くしている状態です。
つまり、エニアグラムはご自分のタイプを知ることにより、他人と自分がいかに違っているのか知ることができます。
自分に謙虚となり、他人に尊敬の念を抱く人も出てきます。
このように、ご自分のタイプを知った上で聞くアドバイスと、
知らないで聞くアドバイスは、同じものでも受け止め方が全く違ってくるのです。
そういったことから、私は、正しくタイプを知ることにより、「考え方の癖』、「無意識の囚われ」、「根源的な欲求」を深く理解し、悩みと上手に付き合うことを推奨しています。
では今回は、エニアグラムの9つのタイプのうち3つについて、簡単に解説していこうと思います。
これを読んでおられる方の多くは ご自分のタイプを把握していない方ばかりだと思います。
また一人一人多かれ少なかれ9タイプの要素を少しずつ持っていますので、どれを聞いても自分に
当てはまる気がします。
まずは 一通りお読みいただき、最後に再びタイプの最大の特徴に触れたいと思います。
では、タイプごとの解説をしてまいりましょう。
タイプ8 タイプ9 タイプ1
この3つの特徴は「本能・直感」を基盤とし「行動」するタイプです。
ではまず私自身のタイプでもある タイプ8から解説してまいりましょう。
タイプ8を表現するならば、「強さを尊び正義感溢れるタフな人」と言えます。
つまり外見は、エネルギッシュでバイタリティーあふれる人に見えます。
彼らなりの「正義」があり、その正義と世を照らし合わせて、生きています。
「パワー」「コントロール」「自信」といったものが自分にあると確信できると喜びを感じ、ますますエネルギッシュになるタイプです。
反面、自分よりも弱いものを見ると、守りたい、庇いたい、世話をしたいと思います。
また、本能・直感からすぐに行動することもできるため、グループの中では頼りになるリーダー的な存在になります。
続いてはタイプ9について解説していきます。
タイプ9を表現するならば、「調和を愛する平和主義な人」と言えます。
タイプ9は自分の内面を掻き乱されることを嫌います。
そのため周囲の同調圧力に流されることも多いですが、平穏な時は辛抱強く、信念を貫ける強さを持っています。
反面、落ち着かない時は、一度下した決断に固執し、変化を嫌う傾向にあります。
しかしながら全般に世の中をフラットな目で見ることができるので、聞き上手だったり、落ち着いた雰囲気をもちわせています。
しかし、度を過ぎると自分の本当の気持ちを蔑ろにしてまで、相手に合わせてしまう傾向にあります。
続いてはタイプ1について解説していきます。
タイプ1を表現するならば、「信念を持った完璧主義者な人」と言えます。
タイプ1の特徴は、何事においても完璧な姿を追い求め、努力を惜しみません。
常に心の中には「裁判官」がいて、自分の行動を監視し、律しています。
そのため、自分の下した判断や行動には自信を持っています。
自分自身が「きちんとしている」ことや「わかっていて、かつできている」ことに満足感を感じるタイプです。
このようなことから、他者にも同じようなことを求めがちなため、怠惰な人や、口先だけの人を忌み嫌います。
しかしながら、あからさまに態度に出すことを美徳としないため、無意識に怒りをねじ伏せてしまいがちです。
それが他者への不寛容さへと繋がります。
タイプの解説は以上です。
皆さん、3つのタイプの解説を聞いていかがでしたでしょうか?
「あれ?私のこと?」とか「あの人、タイプ1だわ」「タイプ8だわ」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか?
先ほども記述した通り、エニアグラムのお話をしていくと、どのタイプも「自分にある」「見覚えがある」といった感覚にとらわれます。
タイプの特徴を聞けば聞くほど自分がどのタイプかわからなくなるのです。
しかしながら、どのタイプにも決定的に違う突出した特徴があります。
タイプ8なら正義感
タイプ9なら平和主義
タイプ1なら完璧主義
これらがタイプの根幹になっています。
つまり優先順位がタイプによって違うのです。
エニアグラムの自己診断がうまくいかないのは、どうしても主観が入ってしまうため、日によって、気分によって診断のタイプが変わってしまうと言うことをよく聞きます。
本来、気質や個性は、無意識の中で働くことが多いため、主観のような意識の中では、冷静なエニアグラム診断はできません。
正しく知りたい方は、対話をしながらタイプ判断をさせていただきますので、お話ししてください。
さて、今回ご紹介した3タイプの特徴も、ほんの一端でしかありません。
今後も定期的にエニアグラムの解説をしていきたいと思いますので、ブログなども併せてご覧くださいね。
寒さも増してまいりましたので、皆様体調管理には十分気をつけてお過ごしください。
美花
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