縁あって、あけみ相談室の相談員になりました。
私はこれまでもたくさんの方の悩みを聞いてきました。
その中で感じたのは、自分を客観視するのは非常に難しく、頭の中で
考えているだけではクリアにならず、同じ思いが循環するだけだということです。
そして時間だけが無常に過ぎていく・・・
人は元来自分の都合のいいように物事を見る生き物です。また、一度思い込むと余ほどのことがない限り、なかなか考えを変えようとしません。
自分のことは自分が一番よくわかっているはずなのに、実際には思い込みや都合のいい解釈によって、わからなくなってしまう。そして他人に指摘されて自分の異変に初めて気が付く。こういう経験は誰しもあると思います。
とにかく悩みを解決したい、そうやってがむしゃらに動き回っても空回りをするだけです。どこかに魔法のような方法が転がり落ちているような気がして、手当たり次第にいろいろ試す。そして、挙句の果てには非現実的な方法を選択する。これでは無駄にエネルギーを消費してしまい、最後は心身共に疲れ果ててしまいます。
そうならないためにも、まずは自分の置かれた状況と解決のために必要なものを把握する必要があります。
その上で初めて行動に移すのです。
悩みを言語化することで、自分の悩みがクリアになり思考も明確になります。
「今まで悩んでいたのは何だったのか・・・」そういって苦笑いをする方を、私はたくさん見てきました。
まずはあなたのお話にじっくりと耳を傾けます。
拓己
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