辛い片思いの条件は、自分は凄く好きなのに相手は自分に興味もなく、またその理由に当てはまる、その人に決まったお相手もいない状況、ではないでしょうか?
こうなってくると、相手はフリーであなたを避けたり断る理由も見つからないため、ただ単にあなた自身に魅力を感じていないから、と捉えるしかなくなるからですよね。

例えば決まったお相手がいる彼なら、その人とすでに愛し合っているから、自分を見てくれなくても仕方ない、と自分の中で納得ができます。

人が最も辛い思いをするのは、その理由も分からず納得もできずに苦しむ時です。

この時、人は「なんとか出来たのではないか」「アプローチが甘かったのかも」などど、自分の行動が原因なのかも、と何かしらの理由を探して思考回路をグルグルフル回転させます。
実際のところ、理由なんてなくても、理由を探そうとするのです。
なぜかと言えば、【理由が分かれば対処法をもてる】からなんです。頭は無意識にとても論理的に働いています。

私の好きな言葉で「真実こそ癒やし」という言葉があります。
どんな悲惨な恋愛であれ、どんな傷ついた恋であれ、その理由が理解できれば、人の心は落ち着くというものです。

例えばですが、自分の粗相(相手を面倒くさがって適当に扱ったとか)で、別れ話をされると、人は後悔はしますが、理解もします。
すると、対処法として、もうそんな扱いはしない!と相手に伝えることで復縁のチャンスがやってくるので、まだ前向きな気持ちでいられます。

しかし、ある時、何の前触れもなく、とても大切にして、順風満帆に愛し合っていたお相手から、「ごめんなさい、別れる」と言われたら、あなたの頭は真っ白になるでしょう。
連絡もブロックされて会うこともできなくて、どうすれば良いかわからない状態。
これが、納得のできない別れで、もっとも苦しみ悩むパターンです。
なので、その時、あなたが相手に「連絡をどうしてもとりたいの」は、先ず「復縁のため」というより「なぜ、別れることになったのか」と聞くことだと思います。

そう、「復縁」という結果のために「真実」という事実がこの時点では、あなたにとって最も重要なのです。

つまり、うまくいかない事情や理由が理解できてないと、対策もすることも出来ないので、
思考回路をフル回転させて、いわば自分の頭の中にある情報だけで妄想と想像を繰り返し、理由を探そうと人の頭は頑張ってしまうのですが、それが深い苦しみと悩みになります。
しかし、事実は結局のところ相手に聞かないとわからないパターンが殆どですよね。

なので、まずは、辛いだけの片思いを続けるかどうかは、その理由を探ることから始まると思います。
お相手と話ができる環境なのか、連絡は取れるか、は条件になりますが、出来るのならば、好きという気持ちをしっかり伝えた上で
「なぜ私ではいけないのか、」
「私に興味を持てない理由が何なのか、」
勇気を出して聞いてみることさえできれば、納得できる答えが返って来る可能性は充分あります。

その答えは「恋愛感情がもてない」かもしれませんし、「年の差がありすぎて恋愛対象にならない」とか、「なんかピンとこない」、はたまた、「俺は男性(同性)が好きなんだ」かもしれません。

そうなのだとしたら、この恋を
「可能性のない辛いだけの恋愛」、と定義するなら、言い換えて「自分の幸せも出逢いもどんどん逃している恋愛」、とも定義できるかもしれません。
そう理解できたら、
悩みからくる大きな苦しみからも解き放たれるかもしれません。

なので、先ずはその恋が「なぜ片思い」なのか知ってほしいのです。
その答えを知れたら、必然と続けるかの答えが出ると思います。(もちろん、それでも頑張り続けることはできます)

そしてもしも、答えをはぐらかされたら、それは「言えない内容(傷つけると思ってる)」か、「隠しごとをしてる」か、「キープしてるか」の可能性は高いです。
なぜなら、『本当に思いやりのある人』なら、これ以上、その子を苦しめないようにはっきりと自分の気持ちを伝えてくれるからです。

片思いの辛さと悩みを解決するからには、
まず「付き合いたい」と願うことより、「片思いの理由」を知ることが原点になります。そこを起点に行動を起こすのです。そこからスタートしましょう。

もしも、3年間も片思いをしているのなら、それが実るかしっかり見極めましょう。
なぜなら、あなたが愛せる人は決してその人だけではないからです、今はそう思ってても、ただ出逢っていないだけで、その機会を3年間、逃し続けているかもしれません。

全てはご自身で決めることですが、本気で好きなその人が自分を見ている「本音」を、知りたくありませんか?

銀水あけ美



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