怖くて外出ができません、人混みの中を歩くと、息をしないで歩いてしまいます。

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亜依里 28歳 女性 大阪府

冬美先生

冬美先生が回答いたします。

すみません、かなり不安定な人間で毎日投薬をしています。

去年の夏にコロナの感染、気管支喘息を持っていたので重症化し息ができなくて入院しました。

何週間もの間、息ができなくて意識が朦朧として気持ち悪くて最悪になって過ごして、思い出すだけで今でも怖くて苦しくなります

今は治って後遺症もあるわけではないのですが、喘息で咳が酷くなると本当に怖くて、手が震えるし息ができなくなります

それから、外に出るのもいつも怖くて、仕事も辞めることになり、実家の部屋で出来るだけこもっています。エアコンはつけずにずっと空気清浄機をつけてます。

怖くて外出ができません、人混みの中を歩くと、息をしないで歩いてしまい、意識しても苦しくなってしまい、そのせいでまた咳が出ます、

人前で咳をするとコロナ感染者のような目で見られて、その目が本当にイヤです、心が痛くなります。私も罹りたくてかかったわけじゃないんです

それよりもまたあの苦しさになると思うと怖くて外出ができません

今は、家に入れていますが、親に外出はしないとダメだと言われ、病院とデイケアと時々だけど買い物に行きますが、正直、もう一歩も外に出たくないです。

精神科の先生には、相談してます、外出恐怖症の初期段階と言われています、でも病院にはいかないといけませんし、薬がないと生きていけません。

貯金とコロナの補助金もなくなったのでいずれは働かないといけないし、これからがが不安で、これからどうやって生きていけばいいかわからないです、世の中が怖いです、毎日が不安でいっぱいで恐怖で寒くなるし、自分のことがどうにもできません。

母親からは、私達が死んだら、どうするの、何があっても生きていかなきゃいけないのよと何度もしつこく言われます、自分でもそんなことはわかってます、父もずっとこのままは出来ない、と突き放すだけです

そんなに私が悪いのでしょうか、私は小さい時から喘息を持っていて、何をするにも苦労もしてきました、コロナにかかったときは、初めての20代で自分が死者になるんじゃないかって思って怖かったです、まだ苦しいし治ってる感じもしないのに、そんなにちゃんと働くのとか生活しなくては いてはいけないのでしょうか

誰も気持ちをわかってくれません、苦しい思いをした人にしかわからないと思います、

私はもう普通に生きて、社会に対応することができないと思います、それはどうにもできないです。でも、これから先どうしたらいいでしょうか、外が怖いです、人混みも行きたくないです、どうすればいいか教えてください。

冬美先生からの回答です。

亜依里様

体調の具合は、今はいかがですか?

亜依里さん、メールを拝見させていただきました。

気管支喘息ももっているのに、コロナに感染し何週間もの間苦しい思いをされてきたんですね、、

その入院中も意識が朦朧として、思い出すだけでも苦しくなるほど。

自分が、このまま死んでしまうのかと思ってしまうほどの苦しさから助かったとはいえ、その恐怖感や不安感は、とてつもなく、怖い体験だったことだと思います。


今は治って後遺症もあるわけではないのですが、喘息で咳が酷くなると本当に怖くて、手が震えるし息ができなくなります


と、いうことですが、それは、怖くて不安な体験を、喘息でも、コロナでも同じ状態の体験ですから、やはり、その時の感情が戻ってきてしまい、計り知れない恐怖を感じてしまいますよね?

外に出るのが怖いのは、自分を守る為の防衛反応ではないかと思います。また、あの時の様に苦しい思いをして死んでしまうのではないか?と無意識的に思ってしまいトラウマになってしまっているのかもしれないです。

外に出ると、息を止めてるとのお話だったのですが、これは今の状況をより悪化させてしまいます。

息を止めていると脳の酸素濃度が落ちて、よりイライラしたり不安になったり鬱っぽくなるので、ウィルスをしっかり伏せでくれるマスクをして普通に呼吸はするように心掛けましょう、息を止めても反動で呼吸はしてしまうのですから、変わらないです。

マスクも医療用などでも使われているN95マスクとうものがあって、しっかりコロナウィルスも防いでくれるので、一枚数十円と少々お値段もしますが、外出する回数を考えると大したことないですし、安心を買うことはできるかと思います。

医療用マスクをして、まずはしっかり呼吸をすることで脳の酸素バランスを保ち、精神安定を図ってください。

お母様やお父様は、貴方の先々を心配されて、アドバイスされているけど、亜依里さんにとってはそれがプレッシャーなのですよね。

亜依里さんにとって、少なくともコロナが終息するまでは、その恐怖感に襲われて前に進めないお気持ちも分かります。

どんな人でもなんですが、先を考えると不安になります。

お母様達も、亜依里さんの今のお気持ちよりも、先の心配(ずっと未来)をしすぎてのアドバイスだったのかもしれないと、私は感じました。だけど、亜依里さんには、今の気持ちの心配の方が大切なのですよね。

そして亜依里さんも今ある、不安や恐怖が一生続くのでは?と、先を考えすぎて不安になっているのかもしれないと、感じましたが、誰でもそうなんですが、自分の時間軸(考えてること)が、過去に戻ると、

後悔ばかりになるし未来に行き過ぎると、起こってもいない事に不安になります。

大事なのは、過去でもなく先でもなく、今です。

そこで、ご両親への対応ですが、今後の事をしっかりと話し合うのは、いかがでしょうか?

ご両親との仲が悪いと、実家にいること事態がストレスになってしまいます。

また、貯蓄も尽きてしまったとのことですが、福祉制度に関してはご存じですか?

もし、外出恐怖症から鬱を併発したり、働けなくなったら、障害年金をもらえるかもしれません、障害年金でしたら1人暮らしは難しいですが、生活を多少補えます。

また、実家を出れば生活保護を申請できる可能性もあります。

そして、ご両親に対しては、不満なら家を出て生活保護を申請する用意がある、と伝えてみるのはいかがですか?

おそらくご両親は亜依里さんを心配してるので、家を出ていくという話しになったらまた考え直してくれと思います。

そして、まずは精神的治療をするので、一年は猶予期間が欲しいとお願いしてみてください。その間は責め立てないで欲しい、とその後は自分でなんとかすると伝えるのです。

障害年金、生活保護、1年間の猶予、この3つの事を、焦点にしてお話を進めてみる事をお勧めします。

これからの事ですが、

今は家で出来ること、外に少しづつ出れる為の治療をして行くのに一年くらいは集中しながら、その間ですが、在宅でできる仕事を探すのは、どうでしょう?

外出が怖いだけであれば、例えば、在宅ワークや、家で出来るボランティア(まずは趣味でもいいので)探してやってみるのがいいのかなと思いました。

というのは、私が少し気になったのは、外出恐怖から亜依里さんがどんどん社会と隔離されてしまうことが、復帰をより難しくしてしまうのかもしれない、思うのです。

もし、家で出来る活動も気が進まないのであれば、外出恐怖症ではなく、働くことへの抵抗感ができた可能性があるので、それはまた、別のアプローチになってきますが、ご自身ではどう思われますか?

-—-そんなに私が悪いのでしょうか、—–

ということですが、悪くないです!

怖かった、不安だった、苦しかった、思いを体験したので、またなるのでは?と、考えてしまうことは、人間が生存する為に自分を守る為の大切な防衛本能でもあるので、今でも怖い!と思う気持ちを否定しないでいいと、私は思います。

不安や恐怖をお一人で抱え、本当にお辛かったですね。

むしろ、不安だった怖かった自分を、

「あんなに辛かったのに、怖かったのに、がんばったね。大丈夫だよ。」

と、もっと自分に優しくされていいのではと私は思います。

そして

私、今は、どうかな?

私、今は、外出がイヤだな。

そう思うのであれば、必要以上は出なくてもいいと思います。

でも、薬がないとより不安や症状が悪化してしまうのと本末転倒なので、今は完全防備(N95マスクなど)で、病院に行けるようにしましょう。

喘息も本当にしんどいですよね?

そして、障害年金や生活保護受給についても通院歴が必要になりますから、亜依里さんには必要な事です。医療用マスクの効果をネットなどでよく読んで、安心できるようにしてくださいね。

もしくは、訪問看護というものもありますので、こちらも調べてみて下さい。出来るのであれば、もう少し気持ちが落ち着くまで検討してみるのも良いかもしれないと思います。

もしかすると、コロナが終息すれば、嘘みたいに外に出れる様になるかもしれませんし、先を考えすぎて起こってもないことに不安を感じても、お辛くなると思われます。

今一度、自分は、今、どうしたいのか?

自分は、今、何をしないと(最低限・病院で薬をもらうなど)いけないのか?

ご自身が今、出来そうな着地点を考えてみるのはいかがでしょうか?

誰でも辛い時は、劇的に変わりたいと思いますが、本当にお辛い思いをされた分、防衛や抵抗が起こったりして止まってしまったりすることもあると思います。

でも、もしかすると時間がたてば大丈夫かもですよね?

恐怖を感じるものを急に克服は、できないですが少しずつ前に進めるといいのでは?と私は思います。

少しづつ、スモールステップで進んでいけば、きっとまた、社会復帰されて普通の生活が送れることだと思います。

しかし、今は、なによりも、お体とご自身のお気持ちを大事にしてください。

なによりも、お辛い思いを体験したのは、あなた自身なのですから、あなたが一番自分に優しくしてあげて下さい。

冬美


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