人と人が深く関わると、どうしても感情の衝突が起きてしまいます。
誰でも経験があると思いますが、私もよくあります。人に虐げられたり、怒鳴られたり、嘘をつかれたり。
そんな時は一人で泣いてなんとか気持ちをリセットするのですが、泣くことは一時凌ぎでしかなくて、また辛い日々はやってきます。
私は人が人を求める理由って、この辛さを乗り越えるためだと思っていたりします。
ダメ出しされたとき、ひどい態度をとられたとき、自分の生きてる意味がわからなくなってしまったとき、『この人だけは私を受け入れて癒やしてくれる。』そう思える人が一人でもいると、人って生きていけるのですよね。
この対象が大抵の場合、お母さんとか家族であることが多いのですが、そういう家族環境がない人は思ってる以上に多くて、そんな人たちは本当に一人ぽっちで辛さと苦しみを、乗り越えないとダメなんですよね。私もその一人でした。
そして、この乗り越える時の方法を間違えてしまうと、鬱になったり心の病を抱えてしまいます。
我慢しすぎる、頑張りすぎる、或いは自分を犠牲にする、または辛さを認識しないように真実じゃない認識を自分に植え付ける。(自分に嘘をつく)
私はこのどれもやった気がします。
辛さを乗り越えるために、結果的にさらに自分を痛めつけるのですよね。
こんなことを繰り返している人がどれだけ多いかと思うと、不安になります。
だけど、一つわかるのは、どんなに辛いことが起きても『解ってくれて癒やしてくれる人』が一人でもいれば、人はかなりのところまで心のバランスを保つことが出来るという事実です。
そして、この癒やしはお互いに与えあわないと成立しないという特徴をもっています。
つまり、人は自分が大切にしてるものにしか癒やされない(価値を感じないという観点)からです。
最近、いつも落ち込んで一人ぼっちだと感じてた自分に、『あなたは誰かを心底癒やして大切にしているのか、そうしたいと思う人はいるのか』と説いてみました。
自分がそうしたいと感じる人にしか自分自身も癒やされないのなら、私が癒やされないのは仕方のないことだと思ったんです。
若い頃から、誰かと本当に心を繋ぎ合いたい、心底信頼し合いたい、とずっと願って生きてきた自分も思い出しました。
正直、相手が私にそれを感じてくれてても、私が相手にそれを感じない恋愛を繰り返してきたのも事実でした。
そんな恋愛ばかりでした。
だから、一人で泣く理由がよくわかりました。
そして。それならそう感じれる相手をとことん探して探して見つければいいんだ、って思うようにしました。
ずっとずっと辛くて苦しくて誰にも心開けず泣いてばかりの人生ではなくて、『この人だけは』と思えるそんな人を “今はまだ探してる途中なんだ” って。
改めてそう考えたら、やはり頑張らないといけないんだなって。そう感じました。
人が落ち込んだときは、“止まれ” という命令を出してるのではなくて、“探せ” という命令を出してるのだと言う事です。
つらい時落ち込むのは、“諦めろ” と思わせてるのではなくて、“今の状況を続けるな” と思わせるためなんです。
心は、そのやり方は身勝手だけど、必ずあなたが幸せになれるための働きかけをします。それに気付けたとき、きっと乗り越えることができます。
だから、辛くても信じることだけはしなくてはいけないんですね。
銀水あけ美
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