こんにちは!
前回の「依存症」と「共依存症」において、ご理解いたはだけましたか?
なんとなく掴めましまかね。
今回は『共依存症からの回復』について紹介します。
と、いうのも、実は共依存は自覚がないのに割とたくさんいる潜在的機能精神病だから、注意が必要なんです。
今回の議題、
『共依存症』からの回復の目標。
それは、
相手と「対等な親密性」を得ることです。
共依存関係においての人間関係は親密そうに見えますが、本質が違っていたりすることを前回お話しました。
親密な人間関係とは、共依存関係に見られるような「不安」や「支配欲」に束縛されない健全な人間関係のことです。
そして、親密性の根底にある条件は「自己肯定感」です。
自己肯定感とは、
「ありのままの自分を好意的に受け止めることができる感覚」
の事です。
他人と比較するのではなく、そのままの自分を認め尊重し自己価値を感じることができる心の状態のことです。
例えば、自分がオタマジャクシなのに、ナマズになろうとすると、手が生えてくるのは、変だとか、足がなぜ生えてくるの?と悩み続けてしまいます。
でも、私はオタマジャクシ、やがてカエルになるんだと受け入れていれば、その自然な自分、足が生えてくることに悩むこともなく、カエルとして生きていけますが、ナマズになろうとしてれば手や足が生えてくる自分を否定し続けで、しんどくなりますよね?
花で例えるなら、隣に咲くバラを見て、自分は棘もなく、赤くもならない、これではいけない!ダメだ!と思っていたりするのですが、自分は実は向日葵であったのなら、赤くもならず、棘もないのも問題ではないのですし、バラになろうとすることではなく、向日葵として自分を受け入れ、自分を理解していくことです。
逆に、同じバラなのに、花びらが隣のバラより少ないとしても、その少ない自分を責めるのではなく、そんな花びらの少ない自分をも許し、自分の一部である足りない所、出来ない事、ダメな所を仲間外れにするのではなく「そんな所もあるよね」でも、それが唯一無二の私と、受け入れ理解することです。
こうして自分を許すことで、実は、他人の悪い所だって、「そんな所もあるよね」と、他者理解でき、尊重に繋がっていくんです!
「自己肯定感」のある人は、他者に親密な関係を求めた時、相手が受け入れなければ距離をとり、離れていった相手を恨むこともありません。
自分は自分
という自己肯定は、イキイキとした感情生活を歩む土台となり、物質や愛情に依存しない生活を楽しむことへと繋がります。
そして、自分への自信にも繋がります。
親密な人間関係を築くことができる自己肯定感のある状態になるには、『共依存症』からは回復しなければなりません。
これは本当です。
しかし、『共依存症者』の多くは自分の症状の自覚がなかったり、自己存在価値を無くしてしまう恐怖から共依存関係を手放すことが出来なくなってしまったりしていたす。
では、どうすればいいでしょう。
簡単な対策例を上げてみます。
例えば、
自らを犠牲にして他人の世話をしたり助けたりしてしまう。
と、いう場合は、
一瞬の間を置く
と、いうことが大切になります。
その行為は、本当に相手の為なのか?相手の成長に繋がるのか?
相手の機嫌とりだったりしないか?
と考えることで見極めることが出来るようになるかもしれません。
少し難しいですが、自分が共依存症かのポイントを上げてみたいと思います。
(1)『共依存傾向のセルフチェック』は、16項目ある
(2)回復には適切なプロセスが必要となり、心理療法家による心理療法のアプローチ(行動療法)が必要
(3)回復に向かう課題を適切なタイミングで提示していくことが課題の克服可能になる
もし自分が、“生きにくさ”を感じていたり、自分は共依存症ではないか?と思う部分があれば専門家と一緒に考えてみましょう!
あなたはもしかして、共依存?
ーー◆共依存症セルフチェック!!◆ーー
〈採点方法〉
●全くその通り 2点
●傾向があるかも 1点
●当てはまらない 0点
①他人の行動、考え方、感情、状況、結果を変えようとしてコントロールする。
(学校に行きたくないと言う子供に、行ったら◯◯を買ってあげるよ!とか、パートナーに仕事に行くのは、私のことは心配でないからなのね!などと相手を変えようとすること)
②1人でやっていける自信がなく、見捨てられるかもしれないという不安にかられたり、相手からはなれないでしがみついていることを愛情だと思っている。
③ある特定の相手のことで頭がいっぱいで他のことを考えられない。
(自分に支配的だったり、心配させて放っておけないような行動をする相手)
④自分の問題は大した事ないと思ったり、嫌なことは見てみぬふりをして表面はなんでもないように振る舞う。
(自分の感情を押し殺す癖がついている)
⑤「NO」が言えず、何でもかんでも引き受けて疲れてしまっている。
(自己肯定感のなさから自己主張ができなくなっている)
⑥相手との関係の境界線がハッキリせず、相手が落ち込んでいると自分の気持ちも落ち込んだり、他人が問題を抱えていると、自分までその問題にのめり込んでしまうなど、相手からの精神的、性的、身体的侵入を許している。
⑦自分の身体のメッセージに気がつかなかったり、感情の適切な表現が出来ない。
(共依存は相手により物事を決定するので自分の気持ちに気づきにくく、主張しずらい)
⑧自分や自分の周りに害があるのに、波風を立てぬよう問題を明らかにしない。
(自分が我慢、犠牲になることが解決だと思い込む)
⑨相手の気分を敏感に察して、先へ先へと頭を働かせ、心配する。
(相手の問題が常に自分の問題でもあるため、相手になにかあるかもと思うと安心できない)
⑩物事の捉え方が極端で責任感が強すぎ、なんでもがむしゃらにやりこなす。
(怠けることや逃げることが苦手)
⑪過去の人間関係の間違いから学ぶことができず、同じ間違いを繰り返す傾向がある。
(常に依存対象者を探して人間関係を構築する)
⑫自己の確立ができない。
(自分の本当の気持ちに気づけない)
⑬問題や危機が起こっているような人間関係に巻き込まれやすい。
(共依存の関係にアンテナを貼っている)
⑭自らを犠牲にして他人の世話をしたり助けたりしてしまう。
⑮罪の意識に襲われやすく、相手の問題を自分のせいだと思い込みやすい。
私があんな事、言ったから、、、などと罪悪感を持ってしまったり、自責の念が強かったりしてしまうことです。
⑯被害者意識に捉われ、自分は犠牲者だと思い込む。
これは例えば、
「私さえ我慢すれば、上手くいくんです。」(私は犠牲者)
どうでしょうか?
誰でも一つや2つは当てはまるのではないでしょうか?
点数が15点以上であれば、傾向があるかもしれません。
逆に点数が低すぎる場合は、合理的ではありますが、少し思いやりに欠けるのかもしれません。
なので、高ければ、低ければ良いということではありません。
自分の生きづらさがあるのであれば、自己理解し解放していくためのチェックです。
共依存関係は互いに幸せとはとても言えません。
必ず対策をして、本当の自分自身に気づき、少しずつ、重き荷物を下ろしていきましょう。
そして、辛かった思いとさよならして、あなた自身を取り戻しましょう。
赤ちゃんは、誰に遠慮する事もなく、お腹が空けば泣き、オシメが濡れては泣き、抱っこしてほしくて泣き、、、
相手(母親など)に助けてもらいます。
人間はもともと、そうであったのに、体験や経験、刷り込みなどで、それが出来なくなってしまっていたりします。
それも、自分が生きる為に自分を守る手段だったのですが、過剰に反応してしまったり誤って学んでしまったりしてしまう事で、生きづらさに繋がってしまっているのかもしれませんね。
『共依存症』であることが、悪ではないのです。
しかしながら、それが生きづらさに繋がっているのであれば、克服していきたいものですよね!
長くなりましたが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます♪
次回は、
『アートセラピーって何?』
について紹介しますね🎶
冬美
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