一昔前には、何かと「冷却期間、冷却期間」と言われていましたね。
ネットの恋愛マニュアルを見ても、必ず冷却期間を取りましょう、You Tubeの恋愛マスターなる人の動画を観てもとりあえず冷却期間でしょう、と推してきます。

冷却期間には、心を冷静にさせて「相手を失った」と実感をさせる効果はたしかにあります。

しかし、同時に忘れ去ってしまったり、情熱も冷め、ただの過去の人に変わりさる可能性も十分にあるため、いわゆる諸刃の剣のような措置にも私には感じられます。

忘れ去られるか、失った実感をさせられるか、そのどちらになるかって、なぜ二人がお別れしたのかの理由によると思いませんか?

やたら冷却期間を推すのには、期間が空けば結果かどうなっても、提唱した人に責任がなくなるからな気もします。
アドバイザーが最も恐れるのは、自分のアドバイスのせいによる玉砕です。そういう意味では冷却期間なんて、ただの責任逃れの対処にしかなりかねません。

私は、冷却期間を置くべき時には、その理由が冷却期間の措置に合致しているか考えるべきだと感じています。
例えば冷却期間を取る方がいい場合。
まず1つは
「相手に怒りがあるとき」
もう一つは
「大切にし過ぎて安心させしきってしまった時」

この2つには冷却期間が必要な場合が多いです。

まず、怒っている人の心理状態では、相手の話をよく聞こう、というスタンスがなくなります。
例えば、浮気をしてしまってバレたとき。
相手は怒り狂ってあなたを責めるばかりです、言い訳しても謝っても怒りの感情が勝てない話し合いになるでしょう。
そんな時には、「自分がバカだった、また話す機会をもらいたい」などの言葉を残して冷却期間を置くのは、冷静に話し合うための手にはなります。

もう一つ、相手を大切しすぎてしまって、安心させしきってしまった時、勝手に「この人は自分からは離れられない」、なんて勘違いを相手にさせてしまい、相手は自分の苦労や苦しみに気づけず、自分一人で抱え込み辛くなって心が離れてしまった時です。

人は、失わないと大切なものに気づけない、という心理があるのは誰でもわかりますよね。

このような時はきっぱりと距離をおいて、相手が「あれ?連絡がない」と思い、焦り始めるのを待つしかないです。
相手から「元気?」などの適当な連絡が来ても「あなたのことがよく解らなくなりました」などと一旦突き放して、復縁までの道のりに十分な話し合いと時間をかけます。
そして、相手から「自分が甘えてた」などの反省の言葉を引き出せれば、良い方向に向かうと思います。
この時、注意しなければならないのは、簡単に納得をして相手を許さないことです、許す過程が簡易な程に、また時間が経つに連れ相手のわがままは戻ってしまうからです。

この様に、「冷却期間」は万全な手法ではなく、ある特定の条件が重なった時に効果を発揮する、一つの手段でしかありません。

逆に言えば、冷却期間なんておいてしまったら、相手は、「そんなに私のこと好きじゃなかったのね、もういいわ」と気持ちが切り替わったり、
「自分が悪い癖に言い訳もしないのね」と見切りをつけられることもしばしば。

別れてしまった時の復縁の手段はとても難易度の高いものです。
それを、冷却期間でごまかすのは得策とは言えません。

なぜ、別れたのか、相手はどんな感情を持ってたのか、どの様な理由なのか、そこを念入りに分析して、相手にあったアプローチをするべきか、冷却期間なのかをしっかり見定めましょう。

銀水あけ美



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