増え続ける「電話相談室」、相談を受けるのはどんな人?良い相談員(カウンセラー)になるには?

近年、「電話相談」「オンラインカウンセリング」という言葉をよく耳にするようになりました。

こんなに電話相談が流行っているのは、心を病んでる孤独な人が多い証拠でしょうか、それとも誰にも本音を話せないから??

私から見ると、電話相談が流行っている、というよりは電話相談室が急増している、という風にも見えます。
言うなれば、電話相談の業界は非常に参入障壁が低いと言われています。
誰でも電話相談室を開けてしまう事態。。そして、開いては潰れてを繰り返してるのが個人も入れれば何万社もあるでしょう。

この現象が起きるのは、電話相談という仕事がしたい、と考える人が5万といるからです。
そう、「愚痴を聞くだけでお金がもらえる」(グチ聞きサービスや)、「好きな時間に仕事できる」、「人気が出れば在宅でも凄く儲かる」などなど、このご時世では魅力的です。

実際、あけみ相談室にも現在までに8000人以上の人が相談員になりたいと応募をされてきて、すべての人を審査して、選び抜いた精鋭、数名のみが提供されています。
(そのおかげで、どのクライアントも、「あけみ相談室を見つけてよかった!」「あけみ相談室の先生達はみんな気持ちをわかってくれる」と、非常に喜ばしい言葉をいただけます。)

皆さんとても真剣に模擬試験には挑むのですが、99%以上が不合格です。
よく、「落ちた理由を教えてください」と要望されますが、それは企業秘密のため開示できません。
優秀な先生を集めるのは、あけみ相談室の専売特許のようなものです。

ここで、ちょっとヒントとして、私が思う「良いカウンセラー」とそうでないカウンセラーの違いについて感じることを話してみますね。

例えばですが、私が相談したいと感じるカウンセラーとはどんなカウンセラーか。
「真に悩みの意図を汲んでくれるかどうか」です。どんなに悩みを話しても気持ちが伝わらなければ意味がありませんよね。
なので、1つの基準としては重要な部分をちゃんと質問してくれるカウンセラーでもあります(質問攻めはダメです)
そして、その悩みを打破できる有効なアドバイスが出来たら最高ですよね。
また、角度を変えて、私が雇いたいと思うカウンセラーは、親身で粘り強く相談者への探究心があるか、どうかが重要です。
まず人に無関心な人はカウンセラーには向きませんし、不得意分野だからと諦める人はお金を払って話を聞いてもらう価値がありません。
当たり前のようなことですが、この当たり前のことが中々できないものです。

ところで、どんしてそんなに優秀なカウンセラーは少ないのだろう、と思いませんか?

相談室の中には、国家資格(臨床心理士や公認心理師)を持ったカウンセラーしか提供しないところもあります。
しかし、一つの事実があって、うちの相談室へ応募してくる中で国家資格を持っている人ほど1次試験で落ちてしまう、というジンクスがあります。もちろん、判定員は先入観抜きで試験に挑みます。受かったこともありますからね。

でも、これはジンクスではなく、れっきとした心理が関係していると思います、基本的には国家資格は大学を卒業するか専門的な企業などでの従事が必要で、その環境が与えられるのは「恵まれた人」の可能性が高いと思うのです。

しかし、家庭や環境に恵まれた人が、そうでない悪環境で育った心の病を患った人の気持がわかるものなのか?
根本的な疑問を感じますよね。
体験した人にしか、その辛さはわからない。

なので、あけみ相談室では資格には拘らないのです。あくまで、人の気持がわかって、的確に感情を感じ取れる能力と、人の心を大切に思う思いやりがあるか、その上で優秀かが、ポイントになります。

私の好きな言葉でこんな言葉もありました。
「泣きながら飯を食った者にしか人生の味はわからない」

とことん、追い詰められて、崖っぷちまで立たされて、誰も守ってくれる人がいなかった中で生きてきた。そんな人ほど、人の気持が敏感に感じ取れるのかもしれませんね。

この話を聞いて、自分にも出来る!そう思う人も多いと思うかもしれません。
しかし、あなたが電話相談員になりたいと思ったなら、今の話はとても表面的な話なので、もう一つアドバイスをさせてください。
当たり前なのですが、カウンセラーは人の気持がわかるだけではダメです。

大切なのは、共感できたその人の心を治してあげれること。
それには、知識や分析力やアドバイス力が必要になります、そこを「磨けるかどうか」です。

少し極端な表現で申し訳ないのですが、
例えば、お金がなくて困ってる人がいたとします。
助けたいと思う人は、どうするでしょう。
もちろん、状況にもよりますが大きくは2つに別れます。
一つは、優しくする、話を聞いてあげる、励ましてあげる。
2つ目は、お金を貸してあげる。貸してくれるところを紹介する、お金をあげる。

これは、カウンセリングという概念の上ではどちらも正解ではありませんね。

大切なのは、「どうお金を稼げる人になるか、という概念を本人に感じさせてあげられるか」です。
その人自身を成長させて、強さを身につける心を磨けるか、です。

そのテクニックと技量が、優秀なカウンセラーには必要です。

その人自身の心を立ち直らせる。
こんなに難しい仕事はありません。。

その仕事を請け負うのなら、とことん人の心について勉強して感じて、関わる努力が必要です。
つまり、とても「大変」ということです。

(恐らくですが、この大変さが中々伝わっていなくて、次から次に相談室が現れては消えていくのでしょう。)

あなたがカウンセラーになりたいのなら、自分がどうすればよいかよりも、他人を磨かせるにはどうしたらよいか、そこにポイントを置いて何事も見てみるようにしてみましょう。
視野や角度が少し広がるかもしれません。

業態にもよるかもしれませんが、どの業界にも完璧な仕事人なんていません。カウンセラーもそうです、常に勉強、人生終わるまでが経験値です。
「カウンセラーになりたい!」その夢を追うことは良いことですが、それは思っているよりも辛い局面に触れ、自分の不甲斐なさの痛感との戦いの日々です。

それでも、目指したいと思う方は、ぜひ挑戦してみてください。
時に、人の人生を影響を与えたり、暗闇に光を見い出したり、絶望が希望に変わったり、素晴らしい瞬間に立ち会えます。

銀水あけ美



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